開発環境から本番環境へ移行する際に、諸々のデータをそのまま移行したにもかかわらず、トラブルが発生するというのはよくある話です。
今回はテーマファイルの移行でハマってしまったので、どのように解消したのか記載しておきます。
どこかで普通にインストールしてしまいがち
WordPressの環境を移行する場合、何かしらを通常インストールで対応してしまいがちです。
ざっくり挙げると、以下の3点が多いかと思います。
- WordPress本体
- 親テーマ
- プラグイン
今回発生したのは「Wordpress本体を通常インストールした」ために、子テーマが反映されないという状況でした。
トラブル対応の初動は「切り分け」が基本というのを失念していたため、答えにたどり着くまでに時間がかかってしまいました。
WordPressを通常インストールした時の弊害
通常インストールで問題なく移行できていれば良いのですが、これが原因でトラブルが発生するとは想定していませんでした。
今回発生したトラブルの原因としては「wp-config.php」が「初期状態」だったことです。
「初期状態に戻ってしまった=何かしらの設定変更が反映されていない」ということになります。
インストールされるWordpressのバージョンなど、何が原因かは不明ですが、今回は「デバッグモード」に関する記述がありませんでした。
define('WP_DEBUG', false);
同一バージョンのWordpressをインストールした場合でも、wp-config.phpの記述が異なる場合があるのですね…
上記記述を追加して、問題解消しました!
他に確認したところ
子テーマの記述
style.cssおよびfunction.phpの記述について、正しく記述されていない場合、親テーマとの関連付けがされていない場合があります。
テーマ関係で真っ先に確認する箇所だと思われます。
WordPress一般設定の「サイトアドレス (URL)」
ここが間違っていると、ログイン後に別のページに飛ばされたり、リンクが正しく動作しないなどの現象が発生します。
子テーマが反映されない以前の問題で確認している可能性が高い箇所ではありますが…念のため。
wp-config.php各記述
WP_SITEURL
一般設定のサイトアドレスと同様ですが、状況によってwp-config.phpに追記する必要があるようです。
$table_prefix
データベーステーブルの接頭句の設定です。
投稿データをインポートしたのに反映されない場合に確認することが多いかと思います。
他の箇所に影響していることはないかと思いますが、こちらも念のため。
いずれも子テーマが反映されない以前に確認している可能性が高いですが…
先日の記事でも書いた「DNS切替前」などの状況では、要確認だと思われます。
まとめ
あまり他サイト様で「デバッグモードが影響して子テーマが反映されない」という記事を見かけなかったので、どなたかのお役に立てれば幸いです。